お知らせ

2026年5月8日(金)発売のビックコミックスペリオール11号にまた短い漫画が載ります。今回は次回予告には名前が載っていないので突然飛び出してくるタイプのやつです。納品自体を結構前に済ませていたことは登場人物の服が暑苦しいあたりからわかるかと。

小さなこだわりとして、発表タイミングと作中の季節感を合わせたいのだけど色々な都合で難しい。あと時事ネタもタイミングが難しいからもう控えようね。
前回に続きまたビッコミでも公開されると思いますのでよろしく。可能なら紙で読んでもらえると嬉しい。このままだとさなちぃのせいで紙が貴重品になりそうだし。スペリオールは新連載が山ほど始まったタイミングなので入りやすいと思います。こんなに濃いメンツが集まっていいのかと思うほど濃いです。
追悼

コミティア会長(前代表)の中村公彦氏がご逝去された。もともと療養中の旨は発表されていたが、とても残念で寂しい報せだ。SNSに投稿した追悼文をこちらにも掲載します。

コミティア会長・中村公彦氏のご逝去の報に接し 謹んでお悔やみ申しあげます
意外なもので自分はかなり前(コミティアに出始めてすぐの頃)から中村氏の目にかけていただいていました。
表に出なかった案件含めて色々とお気遣いいただく一方、
何年経ってもふらふらしているだけの期待を裏切り続ける不良参加者であったと自覚・反省していますが
いくどとなく脱線してもなんとか漫画を描き続けている理由のひとつは
中村氏のいるコミティアが自分にとっての居場所として機能し続けたからでしょう。
最後にお会いした2月のコミティア155で新刊を用意できなかったことが悔やまれますが、商業作品をお読みいただけた旨をお伝えいただき嬉しく思うとともに、遅まきながら少しは前に進んだことを見せられただろうか、と安堵したものでした。
いつかまた良いご報告ができますように。
生前のご厚情に感謝するとともに、中村公彦氏のご功績を偲び、心よりご冥福をお祈り申しあげます。
20260429 溝口
大層な画像を作るほどに自分が重要な存在でないことは自覚しているが、実際に長年のサークル参加でお世話になったのである。そしてご迷惑もおかけした。色々と……
自己満足でしかないですが、この追悼文の画像は氏が最初に読んでくださったであろう同人誌『TEEN AGE RIOT』の表紙レイアウトを模している。


さらに言うと、この3段レイアウトは確かYOUNG GOD RECORDSのアルバムを意識していたような気がするけど…それはまあ置いておいて。
『TEEN AGE RIOT』はこの表紙画像を探すのにも一苦労したほど古い作品でもう自分で読み返すことができませんが、思い出深い一作なのでその後『MODERN AGE RIOT』として描きなおしました。
中村会長が自分に期待していたのはもしかしたらこういう青春ものだったのかもしれない。年を重ねてこの手の学生が出てくる漫画はあまり描かなくなってしまったけど、自分らしさは出ている一作なのではないかと思う。数年のブランクを経てそれでもなお方向性が定まらないまま復帰したコミティア145で、(すでに療養中の旨発表されていたにも関わらず)サークルスペースまで出向いて顔を見せていただけたときはとてもホッとしたものです。交流スペースが設けられたコミティア153で近況をお伝えし、握手した際の自分は半泣きになっていました。
追悼文にも書いたとおり、ありがたいことに『ダミーエッグ』も読んだとの旨を、最後となったコミティア155でお話しいただいた。
もう少しさわやかな読み味の漫画にしておけば良かったかもしれないけど、まあ自分らしいといえば自分らしいのではないか、そしてそれをわかってもらえるんじゃないか、と勝手に思っておきます。都合の良い解釈ばかりしている、出来の悪いこどもですみません。いまこうして綴っているようなことはもっと本人に伝えるべきだったのでしょう。中村氏のコミティアにレールをお膳立ててもらいながら何度も脱線したボロボロのまんが道人生ですが、もう少し恩に報いられるように続けていきたい。

劇場版の名探偵コナンでも諦めるようなボロボロの橋を進むボロボロのトラック…映画『恐怖の報酬』のワンシーン。積み荷は油田火災を爆破で止めるためのニトログリセリンさ。あ、フリードキン版しか見てません。
ティアズマガジンでのインタビュー後、担当いただいたスタッフと中村氏とご一緒させていただいた酒の席では漫画や映画について色々と話させていただいた気がする。あまり詳しく覚えていないのは、その場を純粋に楽しんだことの証拠だろう。ありがとうございました。



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